このページは昔のホームページの残骸です.
私の現在のページにも,多分(笑)同様のコンテンツを用意しておりますので,そちらにお越しください.
http://www-nishio.ise.eng.osaka-u.ac.jp/~tsutomu/index-jp.html
このページでは,私の研究について説明いたします.博士後期課程にもなって自分の研究紹介をしないというのもよくないですので,とりあえず今までかかわってきたテーマについてひととおり概説していきます.
私の研究テーマはおおまかにいうと「高度アクティブデータベースに関する研究」です.データベース技術のひとつに「アクティブデータベース」というものがあるのですが,そのアクティブデータベースのメカニズムはさまざまな場面で有効であると考えられるため,実際にいろいろと応用してみています.
アクティブデータベースとは?
近年,デジタル機器の発達やコンピュータの普及により,従来紙に書いていたようなデータはどんどんデジタル化され,データベースに格納されるようになってきています.これに伴い, データベース技術への要求も高まってきています.
従来のデータベースは,データを入力するのも,データを検索するのも,データ内容を調べてそれによって何か処理を行なうのもすべて人間が手作業で行なう必要がありました.例えば,航空会社がチケットの予約サービスの管理にデータベースを使っているような場合を考えます.ここで,サービスを提供するために3つのデータベースが存在しているとします.
このようなデータベースを用いてサービスを行なう場合,処理の流れは一般に図1のようになります.
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図1 面倒な例
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まず,顧客が注文をデータベースに入れます.オペレータは常にデータベースを監視しており,データベースに新たな注文が入ると,注文内容をもとに,便と時間を決定します.次にその内容から価格データベースを検索し,価格を決定します.最後に,発注データベースに情報を入力します.
このような作業はオペレータにとって非常にコストの高い作業となります.データベースを監視するといっても見逃しもありますし,入力間違いも起こるでしょう.そこで,作業を自動化することを考えます.図1の処理におけるオペレータの作業は,すべて図2に示すように自動化できます.
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図2 自動処理
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このような処理を実現するためには,データベースへの挿入や削除といった突発的な事象を処理する必要があります.そこで,「アクティブデータベース」を用います.
アクティブデータベースは従来のデータベースと異なり,環境の変化に対応して自動的に行動を起こすデータベースです.動作の記述にはイベント,コンディション,アクションの3つを一組にしたECAルールを用います.それぞれの意味は以下のようになります.
たとえば,図2における自動処理を行なうECAルールは
となります.このようなルールをたくさんシステムに格納しておくことで,自動処理が可能となります.
その他の例として,商店における商品データベースの管理をするECAルール例を以下に示します.
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このルールは「発注ルール」という名前のルールであり,商品Aテーブルに対して更新があったとき,その対象商品の商品数が5以下であれば,合計10個になるように自動的に発注を行なう,というルールです.このようなルールを用いることで,自動的に発注処理を行なうことができます.
アクティブデータベースには以下のような特徴があります.
これらの特徴をもつアクティブデータベースは,さまざまな環境において有効であると考えられます.そこで,私たちの研究グループでは,このアクティブデータベースを実際にさまざまな環境に適用し,その有効性を検証しています.
現在の研究テーマ
現在の研究テーマは以下のとおり
チーム内のそのほかの研究テーマとしては,
を行なっています.それぞれをクリックすれば各説明ページにジャンプできます.
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